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都市型水害に備える
問合せ:危機管理課 危機管理係
河川の近くでなくても水害は起こります
近年、日本列島への台風上陸や、下水道の処理能力を超える集中豪雨が増えています。
区内でも、道路や地下室に水があふれたり、がけ崩れが発生し、建物に土砂が流入するなどの被害が出る可能性があります。
●台風
日本では7月から9月ごろに台風が多く、強風や多量の雨でがけ崩れや洪水などの被害があります。
台風に備えて、以下のような用意をしておきましょう。
○台風には強風が伴うので、窓を閉めて、ガラス戸は補強し、雨戸・シャッターなども閉める。
○風で飛ばされそうなものはあらかじめ家の中に入れておく。
○台風が原因で電気が止まってしまうことがあるので、懐中電灯や携帯ラジオなどを普段から用意しておく。
○台風が近づいてきたときには、テレビやラジオ、ホームページなどの気象情報に注意する。
●風と被害
風速10〜15m/s | 電線や樹木全体が揺れ始める。 |
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風速15〜20m/s | 屋根瓦や看板、トタン板が外れ始める。 |
風速20〜25m/s | 屋根瓦や看板、トタン板が飛び始める。 |
風速25〜30m/s | 養生不十分な仮設足場が崩落する。 |
風速30m/s以上 | ブロック塀や住家で倒壊するものがある。 |
※気象庁による。風速は10分間の平均風速。
●集中豪雨
集中豪雨は、短時間に狭い地域に集中して降る大雨のことで、近年、都内でもよく起こります。 狭い地域に限られ突然降るため、その予想ができません。
下水道や小さな川の水があふれて、大きな被害が起こることがあります。
テレビやラジオ、ホームページなどの気象情報には十分注意し、突然の雨に気をつけましょう。
1時間の雨量と降り方
1時間の雨量 | 雨の降り方 |
---|---|
10~20ミリ | ザーザーと降り、雨音で話し声がよく聞こえない。 |
20~30ミリ | どしゃ降りで、地面一面に水たまりができる。 |
30~50ミリ | バケツをひっくり返したように降り、道路が川のようになる。 |
50~80ミリ | 滝のように降り、ゴーゴーと降り続く。車の運転は危険。 |
80ミリ以上 | 息苦しくなるような圧迫感や恐怖を感じる。水しぶきで視界が悪くなる。 |
※気象庁による。
新宿区洪水ハザードマップ
想定しうる最大規模の時間雨量153mm、総雨量690mm程度の豪雨が新宿区に降った場合の浸水予想を地図にしたものです。
新宿区気象情報
新宿区では区内の48時間天気予測や区内6地点での雨量情報、河川10地点での水位情報などの防災気象情報を提供しています。ぜひご利用ください。
●パソコンから
【新宿区気象情報】
URL: http://www.micosfit.jp/snjk/
●携帯から
【新宿区防災気象情報メールシステム】
防災気象情報をメールで受け取ることもできます。
URL: https://plus.sugumail.com/usr/shinjuku/home
台風や集中豪雨のときの避難
風水害に対しては、事前の備えが重要です。ハザードマップなどを確認して、危険性が高い場所を事前に確認しておきましょう。また、公共機関の情報をよく聞き、気象状況や自分のいる場所に応じて、より安全となるように適切な避難行動をとることが重要です。
●避難の方法
○屋内安全確保
予測される災害に対して、安全を確保できる場所にいる場合は、外出を控え、その場に留まって、台風などが通り過ぎるのを待ちます。
○立退き避難
他の場所へ安全に移動することができる状況では、知人宅や区が開設した避難所などの近隣の少しでも安全な場所に移動して避難します。
○緊急安全確保
風水害の発生が切迫し、他の場所に移動することがとても危険な状況では、2階以上に移動して避難します。
●避難情報について
台風や集中豪雨により、重大な災害が起こる恐れがある場合には、区が「高齢者等避難」「避難指示」を発令します。「高齢者等避難」は、災害発生の可能性があることを知らせて、避難準備を促すものです。避難に時間がかかる人(高齢者や障害者などの要配慮者)は、この時点で避難を開始します。「避難指示」は、災害によって被害が予想される地域の住民に対して、危険な場所から全員避難することを求めるものです。
また、区が災害の発生を実際に把握した場合には「緊急安全確保」を可能な範囲で発令します。命を守るための最善の行動を取りましょう。
道路では
下水の逆流でマンホールのふたが開いて、水中に見えない大穴をつくることがあります。水没した道は迂回するなど、なるべく歩かないようにしましょう。
Ⅴ字型にへこんだ道路に水がたまり、車が水没する事故もあります。
地下室などでは
大雨や集中豪雨の雨水が流入してくることもあるので、普段から土のうや止水板などの準備をしておきましょう。また、外部の状況がわかりにくいため、大雨のときには外の様子をときどき確認したり、テレビやラジオの最新情報に注意しましょう。
◎新宿区では土のうを配布しています。必要な方は、下記の問合せ先までお申し出のうえ、受け取りに来てください。
明治通りの東側に住んでいる方
問合せ:東部工事事務所
住所:新宿区市谷仲之町2-42
電話:03-5361-2454
明治通りの西側に住んでいる方
問合せ:西部工事事務所
住所:新宿区下落合1-9-8
電話:03-3364-2422
2022年4月1日